cassina 「CAB」
2012.12.04 update
CABは、1977年の発表以来、イタリアンモダンデザインを代表するチェアとして数多のメディアで絶賛され、
傑作として万人に認められている、マリオ・ベリーニによってデザインされたチェアです。
「キャブ」は人間の身体の延長あるいは身体の補完的な装具であるという、基本概念のもとデザインされました。
金属のフレームに高級感溢れる厚革のジャケットを被せるという画期的な発想で生まれたチェアで、
フレームと厚革が作り出すテンションによって背もたれのフィット感と抜群の座り心地を実現しています。
カッシーナ独自の厳しい基準をクリアーした最高級の鞣革は使い込むほどに体に馴染み、味わいを深めていきます。
これまで数々の名作を残してきたベリーニですが、その中でもベストセラー・ロングセラーとなっています。
発売より35周年を迎えた2012年、顔料塗装と型押しを施したレザーの新たな装いで登場いたしました。
新仕様の革でカバーリングされた「CAB_C」。
エンボス革を採用しているのが特徴です。
厚革(左奥)とエンボス革(右手前)。
座り心地の差はほとんどありませんが、エンボス革の方が背面のしなりが少し強く柔らかいです。
現在、弊社ショールームでどちらも ご覧いただけますので、ぜひ座り比べてみてください。
■MARIO BELLINI
建築家・デザイナー
1935年 イタリア・ミラノに生まれる。
1959年 ミラノ工科大学(建築科)を卒業。
1973年 ミラノにスタジオ・マリオ・ベリーニを設立。
1976年 カッシーナ社のための一連の家具をはじめ、自動車の内装・照明器具・オフィス家具など幅広く手掛ける。
【受賞】
1962年 コンパッソ・ドーロ賞
1964年 コンパッソ・ドーロ賞
1970年 コンパッソ・ドーロ賞
1973年 第3回ビエンナーレ金賞 ボランティデザイン賞
1974年 第1回カーサアミカ賞
1975年 第5回ビエンナーレ名誉賞